2002.7.1 (月)
●Oversea Call
会社にて。
電話が鳴ったので、いつものように「お待たせしました。〜支店〜部です。」と電話に出てみると、電話口の向こうで喚き声が聞こえる。…それが英語だと理解するまで約2秒。"モリタ"氏に替わってくれと言ってるようなのだが、そんな人物はこの部署にはいない。さぁ困った。"Just Moment"と言って保留してみたものの、周りに頼りになるような人もいない。
しょうがないので、「モリタという人物はここにはいない」「番号間違ってるんじゃないの?」と言ったものの「だってあんたの会社、○○でしょ?」<正解 と言われてしまう始末。さらに困った。
困っていると、相手の人も最終的には「いないんだったら、私がなにか『間違え』てるんでしょう(*1)」つーことで、お互い笑って(*2)電話を切ることができた。
心構えが出来てないときに英語で、しかも電話でコられると非常にあたふたしてしまいますな。観光旅行のときは言う事をあらかじめ考えている+身振り手振りということが出来るので、それほど大変ではないのだが…。
いやぁ、本気で英会話を始めようかと思ったね。なるべく安く上げる方法って無いもんかねぇ。
2002.7.2 (火)
2002.7.6 (土)
●Band of Brothers
この日記でも何度も話題に挙げている"Band of Brothers"なのだが、インターネット試写会[aii.co.jp]で第2話を見てみた。
…噂に違わず、素晴らしい出来だ。冒頭の対空砲火の中での空挺に激萌え。DVD早く出ないものかねぇ。
2002.7.7 (日)
●競馬
今日も見…。イーグルカフェ、買っとけば良かった。
そういえば2000円位当たっている馬券を持っているのだが、換金期限を過ぎてるのではなかろうか…。
●ロンドン講義
今日は彼女君からロンドンについての講義をみっちり受ける。が、全然土地カンが無いので、もうすっかり忘れてしまっている。気が付いてみると、もう出発まで2週間しか無いのにどこ見て廻ろうとか全然考えてなかったりする。基本的には
- Ascot競馬場
- 大英博物館
- ウィンブルドン
- バッキンガム宮殿
- 劇場
は行こうと思っているのだが、実質5日間(内1日はAscot競馬場)でどれくらいまわれるのだろう…? 美術館とか行くと余裕で半日を潰しかねないからなぁ。
2002.7.13 (土)
●競馬
今日からiモードでも連単・3連複が買える&WWWサイトからでも馬券が買えるようになったので、今日は新潟の特別3レースを対象にチャレンジ。
…3連複当たんねぇ〜。よくよく考えてみれば、馬連でも当たらないのに3連複なんて当たるわけないよなぁ。結局当たったのは、メインレースの馬単のみで、合計収支はマイナス。
明日のNSTオープンは頑張ろう。
●旅行準備
全然進んでない。8月9月の工事に向けて準備真っ最中で家に帰れない。こないだの水曜日は、たまたま早く帰れたと思ったらソファで20時〜翌朝6時まで熟睡コースに入ってしまったしなぁ。
2002.7.14 (日)
●旅行準備
7月23日の成田エクスプレス 3号の指定席&乗車券を購入。横浜6時26分出発…。これは5時起床コースですな。果たして起きられるのだろうか…。渋谷駅のみどりの窓口はお盆休みのちょうど1ヶ月前と言う事もあって激混みだったよ。
イギリス用のモジュラージャック変換機と、ノートPC用の250V対応電源コードを購入。ACアダプターは250Vに対応してるんだけど、コンセントに差す方のケーブルは標準では125Vまでしか対応してない罠。トランスも持っているものの去年のパリ旅行ではすごい熱を持ってしまって安全装置が作動してたので、トランスなしでもPC使えるように購入。
彼女君は9月下旬にオーストリア12日間旅行が確定らしい。そのくせ他人のロンドン旅行には、「いいな〜。ロンドン、いいな〜」と言ってくる。オレとしては12日間も旅行できる(会社を休める)、アナタの方がウラヤマシイよ。
●Earl
渋谷のEarlで、彼女君とアフタヌーンティーを査収。Earlはメイド好きなヒトには有名な店なのだが、メイド服よりも普通の制服の方が萌えるような気がするオレは異端か? 異端なのか!?
2002.7.15 (月)
●旅行準備
あと1週間でロンドン旅行と言う自覚が全然沸かない。確かに準備をしていることはしているのだが、仕事が忙しい、煮詰まっている、周りから「こんなクソ忙しいのに海外旅行なんか行くんじゃねェよ!」というプレッシャーをかけられている、e.t.c...というのがどうやらその理由のようだ。
とりあえず、ホテルと航空券のヴァウチャーが届いた。今回泊まるホテルは、Waverely HouseというRussel Sq.のそばのホテル。さてさて、どういったホテルなんだか。
2002.7.19 (金)
●飲み会
本日は新宿で入社当時の導入研修で一緒だったヤツらと飲み会。あのころは毎日のように京王線某駅前で大騒ぎしていたのに、会社入ってから4年も経つと人間も丸くなるもんですなぁ…。しかしそれでも、吐く寸前までビールを飲むような飲み会だったのだが…。
そういえば酔っ払って、ひたすらヴィタメールの旨さを説いていたような気がする…。
2002.7.20 (土)
●旅行準備
とりあえず渋谷で \を £に変換。とりあえず、£500ほど持っていくことにする。あとは旅行の際に読む文庫を2冊査収したり、ワインを買ったりして家に帰還。
今日は土用の丑の日なので鰻でも食うかと思ったのだが、14:30からの競馬中継を録画し忘れていた事を思い出し、録画するために泣く泣く帰宅。あぁ、うな重…。
●競馬
今日は見。昨日ゲンダイを買い損ねたので馬券を買う気がしない。
テレ東の競馬中継のエルコンドルパサー追悼コーナーのなかで、旧4歳時のJCのゴールシーンの映像を流していた。その中で入線後に矢野アナが「エルコンドルパサー、つよーーい!」と叫んだ部分はまぎれもなく名実況である。 レース自体の中継はフジがやっていたので、世の中にはほとんど出回ってないと思うのだが、レース全体の実況音声だけでもどっかで手に入らないかなぁ。
2002.7.21 (日)
●競馬
今日はPATで勝負。函館記念のあの前売りオッズを見たら、買わないわけには行かない。
しかし、馬単5頭BOXで2着・3着というお約束のパターン。ヤマニンリスペクトさえいなければ…。おまけに天の川Sもチョウカイリョウガから裏表4頭に流して、3着→1着、2着、4着、5着。オレってひょっとして呪われている?
今週末のKing George VI And Queen Elizabeth Diamond Stakesの出走予定馬の一覧がRacingpost[racingpost.co.uk]に載ってるけど、実際出走するのはこの半分ぐらいなんだろうなぁ。つーかオブライエン厩舎の馬とサイード・ビン・スルール厩舎の馬ばかりじゃん!
●誕生日プレゼント
とりあえず、10日遅れで彼女君に誕生日プレゼントを渡す。今回はSteinberger Auslese。ドイツワイン。KabinettやQbAとかは自分でしょっちゅう飲んでるのだが、Ausleseは飲んだことが無い。が、まぁ、Steinbergerならば間違いはなかろう。
●旅行準備
One Week Travelcard(*1)用の写真を撮ってきた。
Royal Albert Hall[royalalberthall.com]で7月から9月まで行なわれるClassic concert、Proms。ネットで7月25日19時からの回を査収。詳細[royalalberthall.com]。Discountで£23が£11.5だから、日本円に換算して約2000円。安ぃ〜。
●Premier
オレ的にEngland代表の中で一番好きな、Rio FERDINANDがManchester United[manutd.com]に移籍決定ですか…。ManUは読売ジャイアンツのように金にモノを言わせてタレントをかき集める姿勢が気に食わん。
2002.7.22 (月)
●旅行準備
明日はとうとうロンドンへ出発の日。朝5時に起きなければいけないので、今日は早々に寝よう、ってもう1時だけど。
荷造りは2時間ほどで終了。けっこうスーツケースに余裕がある感じ。絶対何かを忘れている予感がする…。
気が付くと、去年のパリ日記を仕上げないままロンドンに旅立ってしまうなぁ。まぁいいかぁ。
●高校野球
ウチの高校は3回戦にて7回コールド負けを喫してしまった。今年は土日に試合が重ならなかったから結局応援に行けなかったなぁ…。
2002.7.23 (火)
●ロンドン旅行(暫定)
○To London
今日は4時30分起き。ぜんぜん寝た気がしない。
いつものように成田エクスプレスで横浜から成田へ。成田エクスプレスは7月末まで無線LANのアクセスポイントを設けて実験しているらしいのだが、無線カードなんて持ってないのでオレには関係ない。
成田空港に着いたら早速チェックインをしてロイヤルホストでまたーり。9時30分になって、そろそろ出国や手続きとろうかなぁと思って、VS901便の案内を空港内のモニタで見ると"Bording"の文字が。「え? "To Gate"じゃないの?」と思ったところ、モニタの時間を確認すると10:30の文字が。出発予定時刻まであと20分しかな〜い! なんと、オレの腕時計はなぜか9:30を指したまま止まっていたのだった(*1)。成田空港を走り回りまわったさ。結局5分前に乗れた。
機内はボーイングではなくてエアバスだからか、結構狭い。でもまぁエコノミークラスなんてこんなものか。日本人のアテンダントが5人もいるので国内の航空会社みたいで、なんか拍子が抜ける。映画は"Cabaret"を演っていたので、合計4回以上は見ていた。ライザ=ミネリが超キュート。DVDを探してみようかしらん。あと残りの時間はゲームのFZERO。13時間のフライトで1時間くらいしか寝ていないのでは無かろうか?
16:00(GMT)定刻にヒースローに着いたもののBaggage Reclaimやら入国手続やらで結局Airbusに乗れたのが16:55出発のバス。彼女君はいつも16:20のAirbusに乗れるらしいが、一体どうやっているんだろう? で結局ホテルに着いたのが18:10。
○We Will Rock You
とりあえず滞在期間が少ないために、荷物をに詰め替えてDominion Theatreへ。いまから行って19:30の開演に間に合う劇場で、しかも大きいところ(*2)を考えると、"We Will Rock You"のDominionぐらいしかない。これくらいの距離だったら歩いて15分で行けるし。
Returnの Ticketを待つQueueには18:50現在で、5組が待っていた。あとは所在無げにしている人たちがいくらかいたので「これなら今のうちにならべば何とかなるかも!」と思って慌ててQueueに並ぶ。パラパラとReturnが出てどんどんオレの順番が近づいていったが、次でオレの番というところで開演時刻に。でもすぐにオレの順番が巡って来てなんとかギリギリ間に合ったという感じだった。Return Ticketといっても席は最高の場所で、なんとStallsでどCenterの前から6番目! 奇跡に近い。この距離だと女優さんの腹筋の割れ具合やパンツ丸出しで踊っているところも肉眼でバッチリです。
内容は、題名からもわかる通り"Queen"絡みの話なのだが、はっきり行って曲が使われているだけでQueenとはぜんぜん関係ない。楽曲を使ってるだけの単なる「お気楽バカミュージカル」と表現するのが正しいだろうと思う。「お気楽バカミュージカル」と言っても、つまらない訳では無い。このミュージカルは、「"Queen"大好き! CD全部持ってるぐらい好き!!」かつ「洋楽をある程度聞いている!」という人であればマジお勧め。つーか、これってオレの事じゃん。Scaramoucheの歌う"Somebody to Love"とかは落涙モノですな(*3)。Tony Vincentもイィ事はイィのだが、なんか今イチ役柄に一貫性が無いような気がしてならない。そしてオレのオススメはKhashoggi役のAlexander Hanson。
日本に戻ったら手持ちのQueenのアルバムを全部、また最初から聞こう。
○Not Connected
ホテルに戻ってInternetに繋げようと思ったらモデムが認識されない。何回か試したり、ドライバを入れ替えてもOS標準のではダメ。こうなったら諦めて、日本からアップしよう。
2002.7.24 (水)
●ロンドン旅行(暫定)
○バッキンガム宮殿
7時起床。快晴なり。ホテルのGFにあるカフェで朝食。Waverly Houseでは、朝食は一般のカフェと提携しているらしい。定番のパンと卵とベーコンとポテトをしこたま食べる。
バッキンガム宮殿の衛兵交代は11:30ぐらいからで1時間前から陣取るとしても、結構時間が余ってしまうので国会議事堂(ビッグベン)とウェストミンスター寺院を経由してからに行くことにした。
Russel Sq.の駅で1week Travel Cardを査収し、国会議事堂とLondon Eye(*1)へ。といっても傍を通って見上げるだけなのだが。そしてウェストミンスター寺院に行こうとしたものが無くなってしまったためバッキンガム宮殿へ。結局、到着したのは10:45だったのだが、前評判どおりけっこうな人が。
正門前左横の位置を確保したのだが、この位置は広場前での衛兵の行進しか良く見えなかった。宮殿内の交代の様子を観たいのならば、正門左10mの鉄柵のど正面の位置がいいだろう。次はそこに陣取ろうかと思う。衛兵交代の際は、鼓笛隊演奏を行うのだが"Mamma Mia"や"Dancing Queen"などのABBAの曲中心ってどうよ? 衛兵交代は11:15〜12:30くらいまで続いた。結構長いので、動かせない予定とかを衛兵交代直後のタイミングに入れないほうが良いかも。
○チケット買い漁り
といっても3公演だけなのだが。買ったのは
- Chitty Chitty Bang Bang (London Palladium) > 今夜
いわゆる「チキチキバンバン」ですな。子供向けのミュージカルだけど、彼女君によれば「今のLondonでは、一番のオススメ」らしい。
- Full Monty (Prince of Wales) > 金曜の夜
今度、有楽町の国際フォーラムで日本公演が行われるので、多少は有名かもしれない。いわゆる、男のストリップのミュージカルですな。
- Chicago (Adelphi) > 土曜の夜
3年前にBroadwayで観てるのだが、かねてよりもう一度観たいと思っていたのでこの機会にWestEnd版を観劇してみることにする。
木曜日はPromsがあるので取らなくて、日曜日はもともと劇場が開いていないので元々取れなかったのだ。席は全部Stallsなので一階席は一階席なのだが、席番号を見る限りそんなに良い席ではなさそう。昨日観た"We Will Rock You"のReturn Ticketが一番良い席というのも何だかねぇ。
○National Gallery
"CCBB"と"Full Monty"のチケットを査収した後、Adelphiに行く途中にTrafalgar Sq.に出たので、真ん前にあるNational Galleryに寄り道(*2)。
National Galleryには、オレ的Favoriteな作品が沢山あった。
- Luca GIORDANO "Peruseus Turning Phineas And His Followers To Stone"
- Jean Marc NATTIER "Manon Balletti"
- Elizabeth Louise Vigee Le BRUN "Selfportrait In A Straw Hat"
- Paul Delaroche "The Execution Of Lady Jane Gray"
- Claude MONET "The Water-lily Pond"
- Pablo PICASSO "Portrait Of Angel Fernandez De Solo"
- Diego VELAZQUESZ "The Toilet Of Venus"
- Leonardo Da VINCI "The Virgin And Child With Saint Anee And Saint John The Baptist"
- John MARTIN "The Destruction Of Sodom And Gomorrah"
イチオシ画家、NATTIERの絵があるとは!! Metropolitanでしか見られないと思ってたよ。いろんなところの美術館で好みの絵をリストアップしていくうちに、自分の絵の好みの傾向がハッキリ分かって来た。MONETとかRENOIRの絵とかは上手いとは思うんだけど、自分には合わないんだよなぁ。でも、"Water-Lily Pond"だけはイィ絵だった。あと、PICCASSOやDa VINCIの絵は確実にオーラを出していると思う。具体的には言えないけど。
○Theatre Museum
"Chicago"のチケットを査収した後は、Covent GardenのTheatre Museumへ。展示自体は大したことは無いのだが、客をモデルにしたメイクの実演解説をやっているのが面白い。
ここでモデルになっていた18くらいの女の子がめちゃめちゃかわいくて困った。つーか、困ってもどうしようもないのだが。あそこまでストライクど真ん中の娘はなかなか見かけるもんじゃぁ無いよ。
女の子の話でついでなのだが、こちらの女性はローライズのジーンズを穿いてお腹を出して歩いているのはイィのだが、何故たっぷりとお腹の肉がジーンズの上にはみ出してますか? まず日本では見られない光景だ…。腹が出っ張ってる人はそもそもそういう格好しないからねぇ。あと、髭を伸ばし放題にしている女の人もどうにかしてもらいたい。
○"Chitty Chitty Bang Bang"
子供向けのミュージカルだけあって親子連れが多い。それにしてもMichael Ballの人気ぶりは物凄い。普通のおっさんにしか見えないのに…。悪役が出てくるたびに会場からブーイングが起こるのには少しアレな感じがしたなぁ。カーテンコールでもブーイング出てたのはいくらなんでも酷すぎ。ここらへんが子供向けミュージカルの悪いところだ。
オレ的には、まぁ予定調和すぎてツマランつーか、1回観れば充分なミュージカルでしたわ。
2002.7.25 (木)
●ロンドン旅行(暫定)
○Westminister Abbey
起きたら8:30。いったん起きたときは6:00だったので「もう少し眠れる」と思い2度寝をしたらこんな時間(汗。
慌てて朝食と身支度をしてホテルを飛び出る。
向かった先は、昨日いけなかったウェストミンスター寺院。イギリス王家の戴冠式が行われる場所として有名だけれども、なんつーかただの豪華な墓ですな。床のいたるところに"Sirなんたら"とか、"なんとか3世"とかが埋められていて、それを踏みつけながら各所を見学してまわるというところが凄い。シェークスピアとかチャーチル元首相まで埋められていた。
○Wimbldon
テニスの聖地Wimbldonへは、Southfields駅から南に向かって高級住宅地の中を15分ほど歩いたところにある。一本道なのに「途中で道を間違えたのではないか?」と思うことが2回ほどあった。
WimbldonのMuseumではセンターコートも見ることができたのだが、芝はすっかりハゲているしスタンドも改築してたりで1ヶ月前の姿はどこにも無かった…。クルニコワのユニホームやアンスコも展示されてたりするので、クルニコワ派の各位はその展示を求めてWimbldonに脚を伸ばすのも良かろう。ここでは2002年の大会で使われたタオル(*1)を査収。
○V&A Museum、Science Museum、Tate Britaion
帰り道の途中South Kensington駅で下車。Victria & Albert Museumへ。でも、特に目を引くようなものは無かったなぁ。刀剣ぐらいか?
早々とV&Aを後にして、そばにあるScience Museumへ。宇宙モノのところを重点的に廻る。J2 Engine(*2)とかV2、Appolo10の帰還カプセル、LEMのレプリカ等が展示してあり、宇宙好きなら一度は観ておくべきかも。あと、2001年のドイツGPでクラッシュしたMika HAKKINENのマシンも展示してあり、いろんな人が写真をとっていたのが印象に残った。
最後はTate Britain。この辺になると両脚が限界に達してきて、もうほとんど歩けない状態。でも、一通り廻ってお気に入りを探してみた。
- William Blake Richmond "Portrait of Mrs. Ernest Moon"
- John Everett Millais "Hearts Are Trumps"
- John Everett Millais "Ophellia"
- John Everett Millais "Mariana"
- John Martin "The Plains of Heaven"
Tate Britainではミレーの絵がお気に入り。ミレーの絵を見たければTate Britainへ行けっつー事ですな。
○Proms
今日の夜はミュージカルではなく"Proms"。ところが19:00からの回を19:30からと勘違いしてしまい、一曲目は聞けなかった。19:15ぐらいに着いたのだが、曲の途中で席につく事ができないため、5分ほど廊下で待たされるハメに。目当てのベートーベンのピアノ協奏曲は聞くことができたので良かった。
座席は、オーケストラのすぐ脇のStallsで良かったのだが、おそらく一番の良席はド正面のArena(立ち席)。基本的にみんな立って聞いているのだが、胡座をかいて聞いてる人も中にはいる。値段も確か£4ほどだったと思うし(オレの席はDiscountで£11)オススメ。当日券限定なのがネックといえばネックなのだが、日本でこういう1000円しないくらいの安くて手軽なクラシックがあったら絶対通うと思う。誰か「日本版」Promsを創ってくれませんか?
つーか、なんで日本でこういうのやってないかなぁ? 日本はミュージカルといいクラシックといい、高価で有り難がいモノという傾向にあるけど、ホントはそんなんじゃなくて、もっと気軽に簡単に安く楽しめるものだと思うんだけどなぁ。日本で劇団四季のミュージカルを観ると一番いい席で1万5000円ぐらいだけど、Westendだと一番高くても7200円ぐらいだしね。Promsなんか一番高くても5000円しない。あと日本にはちゃんとした劇場もないというのが悔しい。赤坂のActシアターなんて論外だし浜松町の四季の劇場も広すぎる。
終わったのは21:00ちょい過ぎ。空がまだ明るい。Londonでは日が沈むのが21:00ぐらいなので、少し変な感じがする。やっぱり緯度が高いということを実感。
2002.7.26 (金)
●ロンドン旅行(暫定)
○London Tower
とりあえず、ロンドン塔へ。10:00少し前ぐらいに着いたのだが、そこそこ人が並んでいる。しかしオレが出てきた11:30ぐらいになるとかなりの人が並んでいたので、ロンドン塔に行く人は朝イチで出掛けた方がいいだろう。
ロンドン塔ではヨーマン=ウォーダー(ビーフィーター)のコスプレをしたおっさんが、ツアーを率いていたが時間を取られるのは確実なのでツアーには加わらず、偶然説明しているところに出会ったら、立ち止まって説明を聞くというつまみ食い方式で周ってみた。
さすがに、一昨日・昨日と歩きづめなので少し歩くともうふくらはぎと足首の辺りが痛い。ロンドン「塔」と言うだけあって階段のアップダウンが沢山あるので、キツイったらありゃしない。
そばにあるTower Bridgeをアイスクリームを食べつつ眺めてからロンドン塔を後にした。
○Tate Modern
昨日はTate Britainに行ったので、今日はTate Modernへ。地下鉄の広告でMATISとPICCASO展をやっているというので、これは観ねば! と思ったのだがTicket売り場には人の山。ExcivisionのEntranceでも入場制限をやっているので、あきらめて常設展だけを見てきた。
MOMAもそうなのだが、近代美術というのは微妙にオレとはあわないみたいだ。上手いものは上手いのだが、脚を止めて引き込まれるようなものがあまり無い。ただSarah LUCASの写真はカッコよかった。
○Twinings
やはり紅茶の国イギリスということなのでTwiningsの本店に行って紅茶を買いあさってきた。買ったのは、
- Lady Gray 500g & TeaBug 50個
- Lapsang Souchong TeaBug25個
- The QE's Golden Jubilee 2002 250g
Lady Grayは最近、日本でも売り始めた紅茶で軽いラベンダーの香りがついている。500g缶のやつは会社に持っていって、ひとりアフタヌーンティーでもやる事にしよう。
もう少し買っても良かったのだが、紅茶はかなりかさ張るのでスーツケースに入るかどうか心配なんだよね〜。彼女君は会社で紅茶の「運び屋」を請け負ってるらしく、両手に袋をぶら下げるほど買うらしいが、オレはそこまで買うことはできないなぁ。
○British Museum
大英博物館はホテルのすぐそばにありながら「いつでも行けるからいいや」と、今まで全然行ってなかったが、このままでは行かずに日本に帰ってしまう可能性が高い(*1)ので、Twiningの買い物袋をホテルに置いてから突撃。
すべての展示を見る気はさらさら無いので、大英博物館で一番有名なロゼッタストーンを見に行く。さすが「世界中からかっぱらって来た」と名高い大英博物館ではある。
○Full Monty
ミュージカル3つ目は"Full Monty"。男が男のストリップを見ても面白くも何とも無いが、このミュージカルは面白かった。特に"Horce"役のAndre De SHIELDSが最高! いわゆる爺さんの役どころなのだが、この役がハマるかハマらないかでこのミュージカルの面白さは大きく左右されるだろう。女性がロンドンでミュージカルを観ようと思ったら、このミュージカルを見ておくことをオススメする。あと席は、なるべく前目がいいと思う。Stalls、G列18番辺りが一番いいかも。
東京国際フォーラムでも今度やるらしいのだが、面白いかどうかは結構微妙だねぇ。なぜなら、このミュージカルは観客のノリが結構重要で、役者が脱いだ時に口笛を吹いたり、「Yeaaar!」と叫んだりする場面が結構あり、そういうところで遅れたり逆に観客が「うわぁ」と半分引いた状態になるとミュージカルの雰囲気が変質してしまうからだ。日本公演はどうなることやら。
○明日の予定
明日はこの旅行のメインイベント、Ascot競馬場で競馬三昧。夜は20:00からAdelphi Theatreで"Chicago"の観る。
2002.7.27 (土)
●ロンドン旅行(暫定)
○To Ascot
今日は競馬。競馬の日だよ〜。Ascotの第1Rは14:00スタート。日本だと8Rぐらいの時間に1レース目が始まるというのは、穏やかだねぇ。しかし、始まる前には一通りぐるっと廻っておきたいので、9:30という多少早めの時間にホテルを出る。
Ascot競馬場はLondon Waterloo駅からReading行きの電車(*1)に乗って50分ほどで到着する。Waterloo駅に着くと構内が大混雑。そういえば、昨日のニュースでHolidayがどうのこうのと言ってたので、それと関係があるのかもしれない。当然切符売場も大混雑。窓口と自販機の両方あって窓口の方が混んでいたのだが、無難に窓口のほうに並んでみたところ列が全然進まない。しょうがないので、待ってる間に自販機で買う人たちがどのように買っているのかを見極めて、自販機で購入した。つーか、あんなに簡単なら最初から自販機の列に並んでおけばよかった…。
結局10:37発の電車に乗って11:40ごろAscotに到着。こっちの鉄道のドアはBoxシートの向かい合った席の間にある(*2)ため、駅に着くたびにいちいち脚を引っ込めなくてはいけないのでめんどくさい。ドアも手動だし。
駅からAscot競馬場へは林の中の歩道を一直線に歩いて5分程度で着く。駅前にはダフ屋もいて「Member's Encrosure買わない?」とか聞いてくるので、金額を気にしなければ事前に購入して無くても観戦は可能かもしれない。普通のスタンドで見たければ、競馬場で当日券も売っていたような気がするし(*3)。
○Ascot Racecource
1Rまでまだ間があるので、あちこち歩き回って写真を取りまくっていた。ベンチに座っている最中、後ろにスーツを着た東洋人がいたので良く見たら武豊だった(汗。今日はのんびり観戦かい、と思ったがレース表を良く見ると3Rに乗るのね。
あまりにも時間があるのでBarでビールを飲んだりもした。こっちのビールは1杯の量が多いので、結構キツい。
13時くらいになると馬券を売りはじめたので1Rの馬券を買ってみた。イギリス式の馬券の買い方は、口頭とマークカードがあるのだがほとんどの人が口頭で購入していた。単・複馬券はマークカードは無いので口頭で購入するのだが、3連単とか馬単とかを口頭で購入して正確に伝えられるかどうか分からないので、こちらのほうはマークカードに記入して購入した。
1Rは5頭立てなので、馬単で3頭BOXにするもハズレ。2Rは単勝と馬単があたり少しだけ浮き。じつはこのときの単勝は元返しだったりした。3Rは28頭立て(!)という、全然当たる気がしないレースだったので遊びで3連単を3頭BOXで買ったけど、カスリもせず。やはりゲンダイみたいな新聞が無いと辛い。基本的に騎手の名前でしか選んでないし。
○King George VI And Queen Elizabeth Diamond Stakes
メインのKing Georgeは15:50の第4R。パドックに行って写真をパシパシと撮って馬券を買ってスタンドに行こうとすると"Queen! Queen!"の声。Ascot競馬場に掲げられている旗が最初はイギリス国旗だったのが、途中から王家の旗(*4)に替わっていたので女王が来ているとは思っていたが、SPを従えてるとはいえ普通に観客の中を歩いてるとは思わなかった。とりあえず5mぐらい先のところでチラッとだけ見た。普通の小奇麗なばぁさんいったところですな。
レースはゴール板前で観戦。混んでるといっても、日本のGIのようにギュウギュウと言った訳ではないので結構見やすい。
結果は1着Golan。2着Nayef。去年の
5Rは女性ジョッキーOnlyの19頭立てのレースだったのだが、20:00から"Chicago"を観なくてはならないので、16:40の電車に乗ってWaterlooへ向かう。
○Chicago
3年ぶりの"Chicago"。Fossy Styleの正統派ミュージカルですな。Broadwayで観たときと、BelmaとRoxyの髪の毛の色が反対なので軽く混乱してしまった。BelmaがUnderstudyの人だったのだが、イメージは間違ってなかったし上手かったので良し。オレ的にはOriginalよりも、こっちのBelmaの方が好みかも。背が高くて脚も長いし。
Undergroundの駅にはBilly Flynn役のMarti PELLOWが全面におしだされたポスターがバンバン貼られているのだが、このFlynnが結構格好良い。こっちのFlynnの方がBroadwayよりも全然良いね。Broadwayの方はオッサンだったしな。
これで4つミュージカルを観たわけだが、良かった順で言うと、We Will Rock You > Full Monty = Chicago > CCBB かな。We Will Rock Youは文句無く良かった。このためにLondonにもう一回来ても良いくらい。つーか今日、競馬場へ行かなければ昼間の回のReturnに並んでた。バカ脚本はバカ脚本なんだけど、それを補って余りあるPowerがある。でも来年にはCloseしてしまうかもしれないねぇ。そしたら、正月来ようかねぇ。
2002.7.28 (日)
●ロンドン旅行(暫定)
○Madame Tassoud's Museum
明日は13:00の便で成田に戻らなくてはいけないので、本日が実質最終日。といっても、今までにかなりのところを廻っていたので残っているところはあんまり無いかな。
というわけで、Baker Street駅にあるMadame Tassoud's Museumへ。10:00に着いたというのに、かなりの人でごった返していた。今日は日曜日なのでその分人出も多いのかしらん。
Madame Tassoudは言わずとしれた蝋人形の博物館。なんとBechamやEricsson監督までいる。あれだけ人が多いと、どれが人形でどれが本物の人間だか分からなくなってくる。日本みたいに人形が西洋人で客が東洋人だと見分けがつきやすいのだが、両方とも西洋人だともう訳分からん。紛らわしいことに「カメラを構えた客の人形」まであって、最初本当に写真を撮ってるものだと勘違い、後ろを通り過ぎたりしてしまっていた(*1)。まぁ訪ねてみるのも話の種に、一度は訪ねてみるのもいいのではなかろうか。
写真を取り捲っていたら、ここだけでデジカメの電池が無くなってしまった。
昼はベーカー街をうろうろし、Cafe Republicでラテを飲みつつサンドイッチを食す。
○Abby Road
とりあえず、物心ついた時からBeatlesの音楽を聴かされてきたオレにとってはAbby Roadの横断歩道を見に行かない訳にはいかない。てなわけでMadame Tassoudのそば(*2)にあるAbby Roadへ。
…なんの変哲もない横断歩道だった。あたりまえだが。交通量が多く、ひっきりなしに車が行き交うので「あの」アングルで写真をとるのに一苦労。
○National Gallery
もう行くところもほとんど無いため、つーか現金の手持ちがほとんど無いため(*3)、タダで入れるNational Galleryへ。現金がほとんど無いとは言え、これだけのモノが揃っているNational Galleryに対してタダ見っつーのも何か悪い気がするので、Donationとして小銭をパラパラと賽銭箱に放り込んで置いた。
一直線にThe Wolfson Room(*4)へ向かい、中央のソファに座りNATTIERの絵とLe BRUNの絵を小一時間ほど鑑賞。この次にNATTIERの絵を肉眼で見られるのはいつになるかわからないからねぇ。
ふと気が付くと、オレの隣に座ってた中央アジア系のオッサンも、Le BRUNの絵を凝視していた。そしてフッといなくなったかと思うと、Le BRUNの絵の絵ハガキを手に戻ってきて絵と絵ハガキを交互に見比べていた。言葉は通じないものの、心が通じたと感じられる一瞬だった。まぁ、オレは絵と絵ハガキは別モノだと考えてるから絵ハガキは買わないがね〜。
で、オッサンも消えたので落ち着いて、また絵を見ていると誰かから「コニチハー」とアヤシイ日本語で話し掛けられた。ふと横を見ると25歳前後ぐらいのイタリアの女の子だった(*5)。Holidayでロンドンに来ているらしい。つーかですね、ワタクシ、この時ほど英語がしゃべれないのを悔やんだときはありませんぜ、ダンナ。しゃべれないと言っても、こうして何回も一人旅やってるほどだから全くしゃべれないという訳ではないが、どうしても会話が世間話レベルどまりなんだよなぁ。もう少し会話ができれば、なんか、こう、イィことがあったかもしれないのに。< 考え過ぎ
やはり最低でも英語は完全にしておかなければいけないなぁ、と痛烈に感じた日曜の午後でしたわ。
○Oxford St.
失意の内にNational Gallerを後にしたオレは、会社への土産物を査収するべくOxford St.へ。ここらへんはデパート街だから、何かしらあるだろうという考えで。
結局、Marks & Spencerのクッキーと言う無難な線に落ち着いた。単価安いし、味もクッキーならマズくはないしね。本当はTescoとかで買ったほうが安いといえば安いのだが、多少は名の売れたところの方がいいだろう。スポーツ用品店に入ったところ、ちょうどTour de Franceのゴールをやっていた。あぁ、もうTourも終わりなんだなぁ。今年は、甲子園の予選もTourも全然見ない内に終わってしまった。TourはホテルのTVでやってたのを見てたことは見てたのけど、山岳ステージも終わってたからLanceが勝つことは目に見えてたしねぇ…。
○Hotel
ホテルに帰ってスーツケースにパッキング。やはり紅茶とタオルがかさばる。なんとかいろいろと押し込んでギリギリ詰められた。今までの旅行でパッキングにこんなに苦労したのは初めてだった。
2002.7.30 (火)
●帰還
帰ってきた。成田へ9:00に着いて、家には12:00に帰宅。昼飯食った後、今まで寝てた。
飛行機を降りた瞬間の、あの、纏わりつくような暑さにはウンザリだ。ロンドンは気温が30℃いった日でも、日陰に入ればそれなりに涼しかったけど。ワールドカップで、諸外国の選手が暑さにヤられていた理由が非常に良くわかると言うものだ。
旅行中の日記は、ノートPCのモデムが不調だったため、データを移行してこれからUPする予定。
明日から会社行けるかねぇ…。
2002.7.31 (水)
●時差ぼけ
●競馬
Rock of Gibraltar、Sussex Stakes勝利![sportinglife.com]。
これでGI6連勝か〜。つーか、今日までイギリス滞在伸ばしてGoodwood競馬場行けば良かったと少し後悔。
●変なTシャツ
そういえばロンドンの街中を歩いているときに変なTシャツを来た人を良く見かけた。EvaやドラゴンボールのTシャツとかをいい大人が着ているのには少し眩暈を覚えたが、そんなアニメTシャツなんて霞むほどの破壊力を秘めたTシャツを発見。それは、
「小 沢 昭 一」
縦書きで。
このTシャツを着た人とすれ違った瞬間、物凄い勢いで振り返ってしまった。と同時に、氏の「のココロだ〜!」のフレーズがアタマの中を駆け抜けていった。
あの西洋人は小沢昭一のなんたるかを知っていて、あのTシャツを着てたんだろうか?