第120回天皇賞

芝・2000m
東京競馬場・１０月３１日
(指定)・牡58牝56kg
サラ４歳上・オープン
『1 year after...』

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枠順確定・出走馬17頭

枠 番	馬 番	予想	馬名	性年令	斤量	騎手	前走
1	１	△	エアジハード	牡５	58	蛯名	安田記念(G1)・１着
	２	…	アンブラスモア	牡６	58	須貝	毎日王冠(G2)・３着
2	３	…	サクラナミキオー	牡５	58B	田中剛	白秋S(1600)・１着
	４	▲	メジロブライト	牡６	58	河内	京都大賞典(G2)・２着
3	５	…	ダイワテキサス	牡７	58	四位	オールカマー(G2)・３着
	６	…	ステイゴールド	牡６	58	熊沢	京都大賞典(G2)・６着
4	７	○	セイウンスカイ	牡５	58	横山典	札幌記念(G2)・１着
	８	…	ユーセイトップラン	牡７	58B	松永幹	目黒記念(G2)・10着
5	９	…	スペシャルウィーク	牡５	58	武豊	京都大賞典(G2)・７着
	10	…	サイレントハンター	牡７	58	吉田	オールカマー(G2)・４着
6	11	…	スティンガー	牝４	54	岡部	毎日王冠(G2)・４着
	12	…	シルクガーディアン	牡４	56	田中勝	セントライト記念(G2)・７着
7	13	◎	クリスザブレイブ	牡６	58	的場	福島民報杯(OP)・１着
	14	…	ホッカイルソー	牡８	58	江田照	オールカマー(G2)・１着
8	15	…	メイショウオウドウ	牡５	58	飯田	毎日王冠(G2)・２着
	16	…	キングヘイロー	牡５	58	柴田善	毎日王冠(G2)・５着
	17	…	ツルマルツヨシ	牡５	58	藤田	京都大賞典(G2)・１着
＜備考欄＞ 斤量のBはブリンカー装着馬を表します。

• のうがき

  時の経つのは早いもので、あれから１年経った。
  サイレンススズカの死は、自分の中で確実に消化されていった。 別にそれは悲しむべきことではないし、手放しで喜ぶべきことでもない。
  だけど30年経ったら、今はまだ生まれてもいない若い競馬ファンらに、

  「30年前にはサイレンススズカという馬がいたんだ」

  と、絶対に自慢してやろうと決めている。

  今年の天皇賞は頭数が揃った。やはりGIは頭数が揃わないと面白くない。
  ◎にはニューマーケットCの頃から、 「出てくれば軸」と思っていたクリスザブレイブ。 重賞勝ちこそ無いものの相当強いと踏んでいる。 基本的には逃げ馬だが、押さえて好位の競馬もできる。 なによりもこの馬の凄い所は、

  「ハイペースで逃げているのにラスト1Fが11秒台〜12秒前半が出る」

  というこの一点に尽きる。 府中でこの脚が出れば、追い込み馬もそうそうは届かないでしょう。
  ○はセイウンスカイ。札幌記念では押さえる競馬を行なったが、 僕にはなんか胡散臭い印象しか残らない。 たしかに強い競馬ではあったんだけれども…、らしくないというか…。
  ▲はメジロブライト。 昨年は事故の不利を受けてしまいまともな競馬にならなかった。 しかし、あれから今年にかけて全5走。今まで1度も連をはずしていないというのは、 特筆に値すると思う。なんとか再起を。
  

結果

• 短評
  誰もが「絶不調」「絶対来ない」と言っていた。武豊でさえ「今回は…」と言っていた。スペシャルウィークは前走比-16kgでの出走。
  「みんな逃げた」(弟談)レースで最後方待機。 直線に向くと、17頭中唯一の34秒台の脚で豪快な追い込みを決めた。 他の追い込みに賭けていた馬がみんな二ケタ着順なのを考えると脅威だ。 これがダービー馬というものなのか。
  ステイゴールドも良く粘っていた。この馬は人気が無いときに好走するから厄介だが、強いステイヤーであることには間違い無い。あの殺人ペースを中段より前で進めて差し込めるのだから。
  エアジハードは今日は前々の競馬。今まで差しに徹してきただけに、この３着には価値がある。実質、2400m超のレースとなってしまい、決め手の差が出た形となってしまった。次のMCSで真価が試される。